日本テレビ<24時間テレビ>マラソン中継で使用される無線波@無線部
この項目では日本テレビの24時間テレビなどのマラソン中継で利用されている無線波について解説いたします。
無線班の方は中継場所の特定に利用してみてください。
詳細な交信内容は電波法により制限されていますので、使用用途の概要のみにしています。
業務無線を聞きたいがために2001年(ランナー研なおこ)からランナー追跡をしている「
世田谷移動◆33RqFwqUTc」が
簡単にですが解説させていただきます。
○スタート地点や途中休憩中継ポイント
●技術無線(デジタル化しています)
基地局(広範囲受信可能):168.746875MHz(デジタル無線)
移動局(狭範囲のみ可能):166.746875MHz(デジタル無線)
アナログ時代は163.7300Mhzが利用されていました。現在はアナログ無線機や受信機では聞けないデジタル無線に変更。
デジタル無線の音声化はAOR社の
AR-DV1
というこの方式(4値FSK方式のNXDN?)の復調方式に対応している受信機に限られます。
下記はアナログ時代の内容です
日本テレビに割り当てられた技術用無線波。高出力+山上基地局で関東エリアなら広範囲で聞ける。
テレビ局の中継に欠かかすことのできない中継先の移動中継車から放送局へ映像を送る中継回線の調整の交信が活発に聞こえる。
神奈川県の中継の場合、「エヌテーブイおおやま第一」という基地局コールサインが多用され
中継車(エヌテーブイ219等)と「大山向け○○チャンネルで発報してください」などの
通話が聞こえる。「シーブイセンター」や「エスデーシー」は技術部署名。「おおやま」は設備のある位置を示す。
聞いておくポイント
中継車側(エヌテーブイ219,207,223等)が聞こえる場合は比較的近い位置に中継車がいる可能性がある。
近いと言ってもマンション高層階なら10km以上先も聞こえる。
毎年、中継地点名を呼称するので地点名に反応しておこう。
基地局側は送信所により呼称が変わり「エヌテーブイ第一」や「エヌテーブイほんしゃ第一」や「エヌテーブイつくば第一」
などが聞こえる。北関東や位置的な問題で「エヌテーブイおおやま第一」だけ聞こえない場合には注意がいる。
何度か呼びかけて、いきなり聞こえなくなった場合は送信所を切り替えた場合であり、切り替えた後に交信が成立していても
受信している人は聞こえなくなる場合があるので注意してください。
2013年も活発に交信が行われていました。
関連サイト
CVセンター (日本テレビ)
日本テレビタワー
●300/400Mhz帯簡易業務
中継場所及び会場での警備を担当する会社及びマラソンの運行ペース管理をしている随行班が使用している簡易業務。
警備担当は主に人員の配置や特定警備対象の動きの警戒のための指示が出る。随行班はランナーの100メートルごとの
通過の報告をしていた過去がある。携帯機のため飛距離は500m程度か。
使用されるアナログ周波数の割り当て
348.5625〜352.8000(12.5KHzステップ)
465.0375〜465.1500(12.5KHzステップ)
468.5500〜468.8500(12.5KHzステップ)
使用されるデジタル無線周波数の割り当て
免許局467.00000〜467.40000(6.25KHzステップ65ch)
登録局351.20000〜351.38125(6.25KHzステップ30ch)
デジタル無線の音声化は
AR-DV1・
IC-R8600
等のこの方式が聞ける受信機と
同じデジタル簡易業務無線で同じ周波数に設定した機種を利用した場合に限られます。
過去の使用
465.1000サポート隊,ランナー状況を報告(2004年)
348.5875警備隊無線,怪しい車両の警戒(2004年)
2013年(大島ランナー)は、「468.7625MHz」を警備担当が使用し交信が活発であった。
2013スタート地点では他に「468.6500MHz(テレビ中継班)」「465.1250MHz」「465.0625MHz」が利用されていた。
聞けない場合、デジタル簡易業務無線を利用している可能性もあるが不明。
無線機を持つバイク部隊
移動マラソン本部(2走本部)
●800MHz帯ワイヤレスマイク波
出演者の胸のあたりについているマイクやインタビュアーの持っているマイクで拾われた音声を無線で中継車に送るための無線。
出演者の生声が聞こえる。弱い電波であるため聞こえる範囲は100m程度と思われる。
スタートらしき地点付近でこの無線が聞こえたらスタート地点に間違いないでしょう。
使用される周波数の割り当て
779.1250〜787.8750(125KHzステップ)
797.1250〜805.8750(125KHzステップ)
806.1250〜809.7500(125KHzステップ)
デジタル化もしているが使用状況は把握出来ず
過去の使用
2013年はスタート地点では806.8750MHzが利用されているのを確認した。
●400Mhz帯インカム波
中継車と中継カメラやスタッフに指示を送る無線。
非常に微弱なため、中継場所の近くでないと聞こえないためワイヤレスマイク波同様に地点判明に役に立つ。
中継車側は常に電波が出ているので、使用している間しか電波のでない無線より使用の有無がわかりやすい。
移動中継車107号車のインカム波はデジタル化されているため聞こえないもよう。
アナログワイヤレスインカム割り当て
454.05000〜454.19375(6.25KHzステップ)
413.70000〜413.99375(6.25KHzステップ)
2013年?以降はデジタル化しています。
過去の使用
454.0625中継車107号送信の音声,微弱につき中継車107付近のみ(2010年)
454.0875休憩ポイントの中継クルー使用(2011年)
ワイヤレスマイクを持つアナとインカムをするスタッフ
●移動中継車走行中
464.00MHz(アナログWFM)
移動中継車や付近の音声を送るための無線回線。使用の際は163.73Mhzの技術波(デジタル化済み)で
段取りが決められる。この波が聞こえると中継車が近くにいることがわかる。
常に使用されているわけではない。比較的高出力
マラソン中継で活躍する車両
●サポート隊の人員輸送車
●スタート地点の衛生中継車
●ランナーの映像を生中継する移動映像中継車(2017年、別の車種に更新されましたナンバーは107)
●休憩所中継の映像中継車
●ランナーの横で撮影しているカメラカー
●予備のカメラカー
●警備員の人員輸送車
●警備員の指示車両
●よくみかける9910の車両
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